いよいよ間近にせまったSet Dancing Weekend with Pat Murphy。9月4〜5日にはセットダンス・ワークショップ3回(最後のWS後にはミニ・ケーリーも予定!)、
9月6日にはダンスに関するレクチャー、ケーリーバンド・コンペティション、ケーリー・モアと盛りだくさんです。
日本初の試みとなるケーリーバンド・コンペティションでは各バンドが指定された音楽の種類(今回はリール、ジグ+αの3種類です)の曲を選び、ケーリーバンドとして演奏いたします。
審査員は音楽の経験も長いパット・マーフィー氏です。現在、息の合った演奏を披露すべく、各バンドとも猛練習中です。
このコンペティションは音楽に興味をお持ちの方にとって全国から集まるミュージシャンと音楽を知る貴重な機会になることでしょう。エントリーした7バンドをひとつずつ、紹介していきます。
五回目は Ghrian Beaga です。
少数先鋭で挑戦「Ghrian Beaga(ジュリアン・ブァガ)」
今回のケーリーバンド・コンペティションではCCÉ本部のFleadhルールに従ったシニア・バンド・エントリー以外に規定人数(5名〜10名)以外、
またはシニア年齢層以外のメンバーを含む場合の、「特別枠」エントリーを設けました。Ghrian Beaga(発音は「ジュリアン・ブァガ」、アイルランド語で「小さな太陽」という意味)はその特別枠のひとつ。
バンド名の由来は「我々が自ら励まし合い、元気を出す姿を小さいながらも太陽が自ら燃えて熱を発する様子に例えた」とのことです。
ギターとフィドルを演奏する二人が出会ったきっかけはアイリッシュ・ミュージックのセッションイベントでした。
憧れのマーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの演奏に近づくべく、練習に励んでいます。
今回の参加でさまざまなミュージシャンと交流して、さらなる発展を遂げることが期待できる新鋭バンド。
大編成のケーリーバンドとはひと味違った個性が光ることでしょう。
(山下理恵子)
ギター:浅野之治
フィドル:深澤洋子