いよいよ約2週間後にせまったSet Dancing Weekend with Pat Murphy。9月4〜5日にはセットダンス・ワークショップ3回(最後のWS後にはミニ・ケーリーも予定!)、
9月6日にはダンスに関するレクチャー、ケーリーバンド・コンペティション、ケーリー・モアと盛りだくさんです。
お得な前売りチケットも絶賛発売中です。さて、今日から数回にわたってケーリーバンド・コンペティションに参加するバンドを紹介させていただきます。
日本初の試みとなるケーリーバンド・コンペティションでは各バンドが指定された音楽の種類(今回はリール、ジグ+αの3種類です)の曲を選び、ケーリーバンドとして演奏いたします。
審査員は音楽の経験も長いパット・マーフィー氏です。現在、息の合った演奏を披露すべく、各バンドとも猛練習中です。
このコンペティションは音楽に興味をお持ちの方にとって全国から集まるミュージシャンと音楽を知る貴重な機会になることでしょう。
エントリーした7バンドをひとつずつ、紹介していきます。初回は関西から参加のサイナック・ケーリーバンドです。
関西のパイオニア・バンド「サイナック」
1996 年に結成、1999年からケーリーバンドとして活動しつづけている「サイナック」は、関西ではセット・ダンサーがお世話になってきた知る人ぞ知るパイオニア的な存在のケーリーバンドです。現在、月2回、大阪のセット・ダンスの練習会の際には、サイナックが生演奏で演奏しています。つまりダンスとピッタリ息が合った演奏ができるバンドとしての長年の実績を地道に積んできたわけです。
敬愛するバンドはダンサーが心地よく踊れる絶妙なテンポを心得ているThe Tulla Ceili Band—と聞いただけでバンドの方向性がわかることでしょう。そんなサイナックのモットーは、「アイルランドの音楽とダンスをまず自らが楽しみ、それを周りに伝えることで共有する人たちとも楽しむこと」。キーワードは「楽しむこと」というだけあって、飲み会込みの練習会でワイワイガヤガヤとメンバーの笑い声が絶えません。「ライブよりもダンス伴奏がメインなバンドなので、実はダンサー抜きの演奏は苦手なんです」とアコーディオンの大垣さん。コンペティションではどんな演奏を披露してくれることか、ワクワクしますね。
(山下理恵子)
フィドル:関光雄、八木益栄、白神有花、江藤佳美
アコーディオン:大垣良雄
コンサーティーナ:川瀬和美
フルート:千葉史雄
ピアノ:河合清子